Vol.659 2013.03.18

投稿日時 2013-3-18 16:55:58 | トピック: comment@inswatch

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         【 inswatch 】Vol.659

===============================================Vol.659 2013.03.18=======

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 ■ RINGの会「第15会オープンセミナー」(6月15日)の案内
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 全国のプロ代理店の情報交流組織、一般社団法人RINGの会は6月15日(土曜)に
横浜みなとみらいのパシフィコ横浜・国立大ホールで第15回オープンセミナーを
開催する。今回のテーマは「主役交代!?〜その最前線を知れば、変革の道筋が
読める〜」午前9時受付開始、10時開演、セミナーは3部構成、3つの切り口で
「主役交代」について踏み込んでディスカッションをする。15周年ということで、
1500人の来場を見込む。
◆第1部パネルディスカッション「本質探求」 募集規制で保険流通はどう変わる?
真の販売中立性確保とは?これからの保険代理店に求められるものとは?
 急成長を続ける乗合代理店と、噴出してきた販売中立性の確保。業界主導で進
んできた仕組みが形骸化し、消費者保護が強く打ち出される流れはまさに「主役
交代」。コーディネータ―加藤弘幸(京応保険設計)が、昨年まで金融庁保険課で
保険行政を担っていた植村信保氏(統合リスク管理専門官)と増島雅和弁護士
(同庁法務担当課長補佐)に加え、日本損害保険代理業協会岡部繁樹会長、保険
代理店協議会堀井計理事長を迎え、今後の保険募集の方向性を探る。
◆第2部パネルディスカッション「世代交代の光と影」 先代との確執、顧客離れ、
社員の反乱…。引き継いだ若手経営者が本音で語る苦悩の奮闘と、理想の世代交
代とは?
 代理店事業の永続的な発展のためには非常に重要なテーマである経営の世代交
代。それを経験した矢島護(プリベンタス)、田村薫、山口亮の3代理店経営者を
迎え、コーディネーターの土'川尚己(名案企画)が、引き継いだ現場で実際に起
きている様々な問題、課題を浮き彫りにし、それぞれがどのように解決を図って
いるのか、若き経営者の苦悩の奮闘と、そこから見えてくる理想の世代交代とは
どうあるべきなのかをリアルに探る。この場でなければ聞けない踏み込んだ本音
トークだけに貴重。
◆第3部 「百花繚乱!!」女性躍進の最前線、業界の発展を支える現場のホンネ
 保険会社や販売最前線で活躍する女性リーダー4氏をコメンテータに迎え、壇
上に代理店スタッフ、保険会社スタッフ多数を登壇願い、RINGの会から小田島綾
子会長、小林俊幸事務局長、尾籠裕之アドバイザーがコーディネーターに質疑が
なされる。初物尽くしの今回の企画は必見ものである。
 女性社員が活き活き仕事をしている会社は非常に業績が良い。果たして、その
原動力は何なのか。男性主体とされてきた保険業界の中で、彼女たちが最高のパ
フォーマンスを発揮するには、どのような環境が必要なのか。お客様に支持され
る会社作り・サービス向上に取り組む、強さの秘訣や現場での試行錯誤を、活躍
する彼女たちのホンネの中から探り、明日からの経営の活路へと導く。
◇セミナー参加費1万円(昼の弁当、お茶付き)、 懇親会(参加希望者のみ)参
加費8千円
◇詳細ならびに申込みは下記のHPから受付中。
http://ring-web.net/os/

◇展示ブース案内は下記HPから。ブース出展企業募集中。
http://ring-web.net/os/exhibit/

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 ■■■ もくじ ■■■                        
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【0】め・て・みみ
     =意向把握書面=
【1】ビューポイント「石さんの保険業界、単眼、複眼」
     =日本少額短期保険協会、12年度中間業績発表=
【2】「損保代理店を語る」(53)              佐喜本 敦子
     =代理店を評価するものさし=
【3】最近の米国の保険流通動向                野田 節子
     =保険会社の選択要件=
【4】名案企画土`川の「月刊 一問一答!」(38)        土`川 尚己
     =「優秀」な社員の集め方=
【5】日本一元気で明るい代理店を目指して(66)        宮地 幸江
     =貧乏という宝=
 ■ RINGの会「第15回オープンセミナー」(6月15日)のご案内
 ■ インスプレス=績文堂 保険関連図書案内
 ■ 編集後記
 ■ 配信先電子メールアドレス変更のご案内
 ■ 投稿方法・バックナンバー閲覧サービスのご案内
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【0】め・て・みみ                           
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 意向把握書面

 金融審議会の保険募集作業部会、正式には「保険商品・サービスの提供等の在
り方に関するワーキンググループ」では、保険会社グループの業務範囲の拡大並
びに保険募集ルールの適正化・現代化について審議してきている。
 このうち、規制適正化・現代化については、保険募集概念の明確化、保険募集
人によるアウトソーシングの規制、団体保険や第3者のための保険の被保険者に
対する情報提供(300条1項1号)の在り方、情報提供体系の整理、乗合代理店規制
等の問題とともに、保険募集プロセスの改善についても議論してきたが、3月14
日の部会審議でニーズ把握のためにの意向把握書面を新たに導入し、最終的意向
を意向確認書面で確認することで、振り返りを可能にする方向でほぼ了解された。
 当日の審議内容については金融庁のHPで下記の通り公表されているので参照
されたい。http://tinyurl.com/crgef7c

 これにより、保険会社や販売代理店に対し、保険契約の際に顧客の意向を把握
する取り組みを義務付け、契約に至るまでの各段階で、顧客がどんな保険を求め
ているかを丁寧にくみ取るようにする。消費者がより納得して保険を契約しやす
い環境を整えることになる。

 保険募集プロセスは、1)情報収集、ニーズ把握と、2)商品提案、契約説明、
さらには、3)注意喚起、意向確認、申し込み手続きといった契約手続きへと進
むが、これまでの意向確認等の一連の手続きが形骸化して来ているため、保険募
集プロセスの完全が求められてきていた。
 こうした中で、例えば、保険を売る側が個別の商品を勧める前に、アンケート
などで顧客がどんな保険を求めているかを把握しておく。契約を結ぶ前に最終的
な意向を確認し、最初に把握していた意向と突き合わせて確認することにしたも
のだ。今後同作業部会では、最終案をまとめる方向で、保険業法の改正を目指す。

 保険募集ルールの在り方に関する同作業部会の論議の行方は、今後の保険募集・
販売ルールの変更に係わってくる問題だけに注目されるところである。
                             (中崎 章夫)

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【1】ビューポイント「石さんの保険業界、単眼、複眼」
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 日本少額短期保険協会、12年度中間業績発表

◇保有契約件数500万件へ
 日本少額短期保険協会は先週、少額短期保険事業者70社の2012年度中間期決算
の概況を発表した。少額短期保険会社は2006年度に2社が設立されて以降、6年
間で71社(下期1社が登録)が事業を展開している。この間、2社が事業廃止、
合併により1社が減少、2社が損保会社に移行するなどの変化があったものの、
生保(主に医療関係)、損保(主に家財)、ペット保険などを、少額短期の特長
を活かして特定マーケットに提供、その存在感を高めてきている。

 70社の上期決算(2012年9月末)を見ると、保有契約件数は497万件、前年同期
比9.5%増加。また、収入保険料も251億円、同6.6%増となり、年度末に契約件
数で500万件、保険料収入で500億円規模に達することが見込まれるまでになった。
また、登録事業者数の増加に伴い、募集網も拡大、代理店数は3万1,243店、営業
職員数1,960名、募集人資格取得者数は12万3,858名となっている。具体的には家
財を中心とした不動産チャネル、互助会組織(冠婚葬祭)、保険プロ代理店、ペ
ットショップや通販・インターネットなどが中心。

◇種類別シェアは家財・賠責がトップ
 保険種類別の契約件数では家財・賠責(28社)が約450万件、生保・医療(30
社)が約27万件、ペット(6社)が約13万件、費用・その他(6社)が約6万件
となっており、家財・賠償保険分野が90%以上のシェアをしめている。また、増
加率ではペットが前年同期比31.1%増と好調な伸びを示したほか、費用・その他
(地震費用、レスキュー費用、弔慰見舞金保障など)が同17.6%増と二桁の伸び
を示している。ただ個社ベースではまだ黒字転換を果たせない会社も多いという
実態もある。

 一方、全体の5.5%シェアを占める生保・医療関係は前年同期比6.8%減少とな
っているが、障害者のための総合保険、うつ病・認知症までサポートする保険、
糖尿病・歯周病の入院・手術保障、持病や障害を持つ人も加入できる医療保険な
ど多様な商品が提供されており、既存の生・損保ではカバーできない保障・補償
部分を担ってきている。
 また、最近では機動力を活かしてオリジナル商品の開発などの取り組みも見ら
れてきており、今後の伸びが期待されている。
                             (石井 秀樹)

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【2】「損保代理店を語る」(53)              佐喜本 敦子
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 代理店を評価するものさし

 優れた理論は、「気が変わる」ことがない。
 これは、『イノベーション・オブ・ライフ』の一節です。久々に、側に置きた
い書物に巡り会えました。「人生の経営学」とも賞賛されるこの書は、多くの共
感に溢れています。

 代理店は、手数料が即売上げですが、他業種においては、これは粗利と呼ばれ
る部分に相当します。つまり、売上高から売上原価を引いた総売上利益のことで
す。代理店にとっては、扱い保険料が売上高で、粗利が手数料となるのですから、
自社の規模(実像)をいかに捉えるかで、大きな意識の差が生じます。
 例えば、共通認識としての自社規模を手数料の1億円と捉えるか、扱い保険料
の10億円と捉えるかによって、意識に変化が生じるのではないでしょうか。

 私は、生保を主に担当していますが、生保となると、初年度の保険料だけを売
上げと認識するのか、または、総払込み保険料として捉えるかによっても意識は
変化すると思います。それは、保険会社が代理店の実像を捉えるのにも大きな影
響を及ぼします。

 さて、意識の大切さは、多様化して全てに影響を及ぼします。損保の継続契約
は新規でないと捉える保険会社もあれば、自動継続も新規と捉える保険会社もあ
ります。この差は、営業戦略に反映し代理店に影響を及ぼします。
 また、自分自身が在任中だけ数字があれば良いと考える役員か、永続的な経営
感覚の持ち主の役員かによって、部下の士気も経営状態も大きく揺れます。

 この書の中で「報酬(インセンティブ)が世の中を動かすのか?」とい問いかけ
があります。まさに、私達は「その答え」のかけ離れた見解の違いの中で働いて
います。
 例えば、代理店の乗り合いを勧誘する営業マンに、「代理店はインセンティブ
でしか動かない」と思っている人達が多いのに驚かされます。裏を返せば、イン
センティブで動く代理店が多いことになります。
 代理店が契約を取る「動機づけ」を精査していない保険会社。各々の経営者、
あるいは代理店組織によってその動機づけは異なると考えない保険会社がいかに
多いことでしょう。そして、数字を短期的でも大きく伸ばすための動機づけばか
りを施策する保険会社も多く見受けられます。
 それは、「保険」という商品性を本質的に理解していないのではないかと疑い
たくなります。生保は、加入していただき、「給付金を支払う」あるいは「保険
金を支払う」または「解約される」までは、商品として完結していないのです。
完結するまで代理店に、責任を全うすることを求めるのか、あるいは、代理店は
契約時のみで後はその継続中の契約に保険会社が全責任を負うから退場すれば良
いと考えるのか、どちらかなのかを明確に施策として公に打ち出すべきです。

 責任は取ってもらうが、「手数料は一方的に下げる」あるいは、「代理店解除
する」と言い放つのは如何なものでしょう。
 契約を結ぶだけが仕事と割り切れない代理店は、戸惑うばかりです。
 今が、転換期だと誰しもが感じる時代だからこそ、真の経営者に登場してもら
いたいと願うのは、私だけなのでしょうか?

 最後にこの書は問いかけます。「あなたが人生を評価するものさしは、何だろ
う?」と。
 私も皆さんに問いかけたい「あなたが保険会社を評価するものさしは、何だろ
う?」と。
 そして、保険会社には、「代理店を評価するものさしをもっているのか?」と
「それは優れた理論なのか?」と問い続けたい。
   (株式会社ファーレン代表取締役、株式会社ボアーズ顧客マネージャー)
http://www.faren.co.jp/  http://www.boaz.co.jp/

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【3】最近の米国の保険流通動向                野田 節子
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 保険会社の選択要件

 顧客数29,000に保険を手配するための適切な保険会社は何社であろうか?

 フォイ保険グループの取引損害保険数は48社である。経営者フォイ氏は、顧客
29,000(法人顧客5,500社+個人顧客23,500世帯)に対し、この数は多過ぎると
思っているが、取引会社を減らすための簡単な方法をまだ見つけていない。

 取引保険会社48社の内、17社それぞれとの取扱保険料は百万ドル(1億円)以
上である。残り31社の内の数社とは委託契約を解約する予定である。理由は、同
じような商品を提供する会社や、テクノロジー活用が標準以下の会社との取引は、
同社にとって足手まといになるだけだからである。要するに、利点(複数の保険
会社の商品を扱うという強み)は、弱点(業務処理が煩雑になるという弱み)に
もなるのである。取引会社数を減らすために、フォイ氏は毎年保険会社のランク
付けを行い、ランクの低い会社との委託契約を解約する。

 ランク決定の要因の一つがテクノロジーの利用度合いである。数年前、フォイ
保険グループは“リアルタイム機能”を保険会社に要求した。リアルタイム機能
とは、エージェントと保険会社が同時に情報を共有するということである。エー
ジェンシー管理システムから、直接、即時に、保険会社の当該顧客の情報にアク
セスできる。従って、顧客からの問合せやクレーム通知に迅速に対応できる。一
つの作業を完成するのに、2度、3度、電話をする必要がなく、作業過程でのクリ
ック数を減らすことができる。

 すべての保険会社がその要求に応えられるわけではない。但し、応えられない
会社すべてとの委託契約を解約するわけではない。フォイ氏は言う:
 「リアルタイムで作業できない保険会社から『リアルタイム機能の導入に努力
します』と言われました。しかし、恐らく、その実現には1年か2年はかかるでし
ょう」

 氏はその保険会社に伝えた:
 「もし、御社との取扱保険料が、8百万ドル(8億円)でなく、2百万ドル(2億
円)であったのなら、すぐにでも委託契約を解約するでしょう。当社では、リア
ルタイム、即時処理ができない保険会社は、委託契約解約見込みリストに入りま
す」

 解約をためらう理由は取引額の大きさである。同社のこの保険会社との取引額
は8億円であるが、実は5年前は12億円であった。フォイ保険は、5年を費やして
契約(4億円)を他社に移したのである。しかし、8億円分の契約を、一挙に他社
に移すのは容易ではない。従って、この保険会社に早くリアルタイム機能を入れ
てほしいとお願いしているのである。

 独立エージェントが取引保険会社を選択する際の要件は、1)担保内容が良く、
保険料が妥当である、2)サービスが良い、3)手数料率が高い、と同時に、4)
取引業務がやり易い、がある。業務がやり易いとは、テクノロジーを利用しての
見積算出、申込書処理、クレーム処理、経理、その他問合せ業務が、リアルタイ
ムでできるということである。保険会社との取引業務が楽であれば、契約を多く
持ち込みたくなるものである。リアルタイムによって、顧客対応が簡潔になり、
作業時間も短縮できれば、より多くの時間と労力を、新規開拓やクロスセリング
に費やすことができるからだ。

 さて、“標準書式”の開発がカリフォルニア州の一握りの独立エージェントの
運動から始まったことはご存知であろう。標準書式開発運動は、1960年代後半に
始まり、70年代後半にほぼ全種目の標準書式が完成した。ところで、複数保険会
社汎用の“エージェンシー管理システム”の開発も、きっかけは独立エージェン
トであったことをご存知でしたか?80年代、エージェントは、保険会社からあて
がわれるシステム(その保険会社との業務にしか使えないしろもの)をつき返し
始めた。『こんなものは要りません。一社との業務にしか使えないシステムなん
て、我々の業務を煩雑にするだけです』と。かくして、保険会社専属のシステム
開発会社は、親会社から独立し、共同で、複数保険会社に通用するエージェンシ
ー管理システムを作ったのである。

 今、保険業界はリアルタイム機能の導入を推進している。ここでもエージェン
トが推進役である。フォイ保険グループのように、委託契約の存続を条件に、リ
アルタイム導入を保険会社に迫るのは、それなりの契約規模を持つ独立エージェ
ンシーに限られるが。

 と、私は、乗合代理店に、業界変革を推進して頂きたいというメッセージを送
っているのです。が、暖簾に腕押し、糠に釘なんだろうなあ。
               (SGN Pacific Insurance Brokerage, Inc.)
http://www.sgnpacific.com mailto:info@sgnpacific.com

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【4】名案企画土`川の「月刊 一問一答!」(38)        土`川 尚己
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 「優秀」な社員の集め方

 今月も全国の保険業界関係者からいただいた実際の相談事例を、一問一答形式
で紹介させていただきます!

◆今月の質問━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆◆

┏┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃Q┃優秀な社員を集めるにはどうすればいいですか?
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 この仕事はやはり「人」につきるので、できるだけ優秀な人材を採用したいと
考えています。どうすれば優秀な人材を集めることができるでしょうか?

┏┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃A┃まずは「優秀」の定義を決めるところから始めましょう!
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
◯どんな人を採用したいですか? の問いに、必ず出てくる回答が「優秀な人」。
いや、そりゃ、みんなそう言いますよ(苦笑)。誰だって、優秀じゃない人より、
優秀な方がいいに決まってますもんね。ところで、あなたの考える「優秀」とは、
具体的にどういう人ですか?

◯こう問い直すと、大半の経営者が黙ってしまいます。そうなんです、具体的に
どういう能力が必要なのか、それがどの程度であれば採用したいのか、そこが曖
昧なんですよね。つまり、会社の求める人材が具体的になっていないので、応募
する側も「この会社なら自分の能力が活かせるかも!」というのがわからないん
だと思います。

◯名の知れた大企業であれば、求められようがそうでなかろうが入社希望者がた
くさん応募してくれます。でも、スモールカンパニーは余程のことがない限り、
常に人材難に苦しんでいるのが現状です。その理由のひとつが、先ほどお話した
求める人材の具体性の欠如にあると思われます。

◯グループ年商100億を超えるあるラーメンチェーン店では、求める人材の基準
がとても明確です。それは、「健康であること」と「やる気があること」。ね、
わかりやすいでしょ(笑)。でもこれ、笑ってる場合ではなくて、ものすごくヒ
ントになると思うんですよね。

◯実際、以前勤務していた保険会社でリクルーターをやっていた際、面接でどう
いう基準で学生を選別すればいいか人事の担当者に聞いたら、「一緒に働きたい
と思うかどうか」で判断するようにと言われました。これ、僕的にはすごくわか
りやすくてよかったですね。まずはその観点でフィルタリングし、具体的な能力
は次の段階で先輩方が確認していくという流れだったと思います。

◯小規模な会社であれば、恐らく経営者が初回面接兼最終面接みたいな感じだと
思うので、段階を踏まずに一発で決めることが多いでしょう。となると、やはり
「優秀」の定義や、現段階で求められる能力がどの程度で、それをどうやっては
かるのかを明確にしておく必要がありますよね。

◯ところで、実はそれ以上に大切な事があります。それは、面接の際にまずは自
社がどのような想いで仕事をしているのか、ここで働く人達の志や会社の将来の
ビジョンなどを面接者に伝え、それに共感してもらえるかどうかを先に確認する
ことです。ところが、意外なほどにそういった面接は行なわれていないようで、
いきなり応募者の「値踏み」をしているのが現状のようです。でも、いくら能力
が高くても、会社の理念や方向性に沿わない人材であれば、お互い不幸になると
思いませんか?

◯いかがでしょうか。面接の際に、まずは自社に共感してもらえるか否かを確認
し、その後に明確にした自社基準の「優秀」な人かどうかを判断する。そういう
流れをつくることができれば、自ずと自社にあった「優秀」な人材が集まると思
います。
                     (名案企画株式会社代表取締役)
http://meian.jp

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【5】日本一元気で明るい代理店を目指して(66)        宮地 幸江
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 貧乏という宝

 「今回なんか変な題名?」って思われる方が多いのではないでしょうか?
 先日「少しだけどあなたから保険のお付き合いさせてもらいたいから」と以前
から知り合いだった料理屋の女将さんに定休日の朝お店に呼ばれました。「一緒
にモーニングをしましょう」と手作りまかない料理を何品か作って待っていてく
れていました。一緒に食事をしながらいろいろ話をしてくれました。
 「昔、実家が呉服屋で家には女中さんがいてね、高校生までは自分で靴下を履
いたことがなかったの」とのこと。「凄い!お嬢様だったのですね」と驚いてい
たところ「それがね、父の呉服屋が高校2年生の時に倒産しちゃってね。その時
父からなんて言われたと思う?」、「お前には貧乏という宝をやる。今のままの
生活を続けていたらお前はダメになってしまうから丁度いいお前への財産だと思
って受け取れ」と。「凄い父親でしょう?」とニコニコとお話されました。
 今は繁盛しているお店の女将さんですが、ここに至るまでの苦労話を面白おか
しく聞かせてくれました。

 そこで我が身を振り返ってみたところ「私も嫁いだ頃は大変だったなー」と懐
かしく思い出しました。今でも昔からの家業の自転車店を経営しておりますが、
昔は今の社長の祖母の代から創めたガソリンスタンドも経営しており、資金繰り
がかなり大変で、従業員さんのお給料が優先になるので私たちに入ってくるお給
料が少なく、サラリーマン家庭に育った私にとって自営業の厳しさを身に感じま
した。生活をするために、恥ずかしながら当時の保険会社の支店長に「保険の契
約が取れたら粗品にお米が欲しいです」とお願いしたぐらいです。

 本当に毎日一生懸命お客様に提案し必死だった頃を思い出しました。
 数年前の何とか生活に余裕が出来てきた頃、一時期昔のように数字を追う事が
できない自分になっている事に気付き「どうしよう」と悩んだ時期もありました。
かなりアナログではありますが2年前、山形県の外資系生保トップセールスレデ
ィの事務所に訪問させて頂いた時、販売当初から付けている何月何日に誰からど
んな契約を頂いたかを記載した何冊かのノートを見せて頂いたことを思い出し、
私も真似して昨年の途中から付け始めることにしました。これを始めてから契約
が取れない日にちが数日開くと焦って「何とかしなきゃ」と動き出す自分が出来
るようになった気がします。

 今私が意識している言葉は尊敬する人がフェイスブックに書いてあった言葉で
「今行動していることは自分のため?人のため?自分のためだけでなければ上手
くいく」という言葉。再来週その方のセミナーに4年ぶりに会いに参加して来ま
す。
 いくつになってもハングリー精神を持ち続け、自分のためだけではない行動を
取り続けていきたいものです。
                     (宮地総合保険、スマイル部長)
http://www.agt.cc/miyachi/company/index.html

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■インスプレス=績文堂 保険関連図書案内
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☆『超保険進化論』(248ページ定価2500円+税)
☆『TOP1%代理店の成功要因とケーススタディ2010』(定価2500円+税)
☆inswatch経営塾2000編『保険代理店ITハンドブック』(294ページ定価2,500
円+税)
☆佐喜本敦子著『保険は「愛」です』(256ページ定価1800円+税))
☆森崎公夫著『保険は日本を救えるか』(230ページ定価2200円+税)
☆尾籠裕之著『顧客接点と代理店戦略』(142ページ定価1,500円+税)
その他
★申込み・問い合わせ先
http://www.inswatch.co.jp/hyperform/inspress.htm
 inspress@sekibundo.net、FAX03-3268-7202 Tel=03-3260-2431(担当=石井)

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■編集後記                     
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 先週は家内メールが飛びかった。家族がお互いにメールをしあうのは東日本大
震災以来のことだ。前日、私は胃もたれがして具合が悪かった。それは治ったの
だが翌日の朝、カミさんが吐き気がして気持ちが悪いという。何か食べ物にあた
ったのではないかと思ったのだが、私も子供達二人も会社に出かけた。ところが
昼前、長女から会社で具合が悪くなった、きっとノロウィルスに感染とのメール。
しかも丁寧に食事は一切取らないこと、すぐ医者に行くこととの指令。これをカ
ミさんと末の娘に転送。末の娘もメールのせいか、具合が悪くなったので、会社
を早退、病院によって帰るとのメール。カミさんからは病院に行ったがでノロウ
イルスではないとの報告。娘たちも結局ノロではなかったが、普段は「今日の食
事はなし」とか「電車で起きているの」程度のやり取りしかないのに、こうい
う時ときは結構、我が家も情報共有ができていると安心した次第。(石)
http://blog.livedoor.jp/inswatch02 

 減量作戦は比較的順調に推移している。おかげで12月から12キロ近く減った。
良いことづくめではない。深刻なのは肉が削げ、体のあちこちがシワシワとなっ
たことである。特に首筋は隠しようもない。皮が間抜けて延び、どうにも収まり
が悪い。何とかしようと首周りのマッサージやら、できるだけ天井を見るように
して首筋の筋肉を鍛えようとするのだが、思うようにはいかない。そんな折、う
まいもの倶楽部から池袋での集合の知らせが来た。身近なもの同士で美味しいも
のでも食べようと、今回数日前に天の声で号令がかかり集まったのはいつもの5
人。今回は上海料理で決まりかけていたが、向かいの韓国料理の店の看板が目に
とまり、急きょ韓国料理に無理やり変えていただく。焼肉も勿論だったが、ワタ
リガニ料理が実に美味そうだったからだ。ヤマダ電機のビルに入っている「コラ
ボ」という韓国本場の9つの名店が共同出店しているとのことで、マッコリや炭
火焼き肉は流石に本場仕込みで美味かったが、なかでも豚肉をワインだれで薫製
したサムギョプサルは印象深かった。何といっても目玉のカンジャンケジャン、
生のワタリガニを独特の醤油だれで付けたものをそのまま頂くと言うものも初体
験で、最初は生っぽさが気にはなったが、カニの足をちゅるちゅるすすり、カニ
の甲羅をぶつ切りにしたところに輝くカニ味噌を口に入れると、何ともいえぬク
リーミーかつ濃厚なうまみが襲ってくるではないか。たまりません。さらにこれ
にご飯を混ぜて食べると醤油だれともマッチしこれまた美味い。さらに日本酒を
甲羅に注いで飲み干す。実に美味しであった。(中、90.3 29.1 99)
http://blog.livedoor.jp/inswatch01/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ■> 配信先電子メールアドレス変更のご案内 <■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 配信先メールアドレス・ご住所・ご担当者名など、ご登録内容を変更される場
合は、以下のURLにアクセス頂き、下記の通りお手続きをお願いいたします。
http://www.inswatch.co.jp/members/menu.php
(1)本メール先頭の【お客様ID番号】および、変更内容をご入力下さい。
(2)ご入力後、確認メールが届きます。
(3)そこに記載されているURLをクリックすることで手続きが完了します。
(4)再度、変更完了のお知らせメールが届きますのでご確認下さい。
ご本人確認のためご面倒ではありますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
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保険代理店専門メールマガジン【inswatch】Vol.659(2013.03.18)
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