全員参加とPDCA
投稿日時 2015-7-13 16:43:02 | トピック: スタッフ10人までのプロ代理店経営
| Vol.780 2015.07.13 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【8】10人までのプロ代理店経営(3)Compact is Strong 長 忠 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 全員参加とPDCA
≪社長のためのPDCA導入マニュアル≫は7月4日にリングのオープン セミナーで販売を開始しました。お陰様で準備した在庫は直ぐに売り切れに なり、その後の申し込みは名刺をお預かりして郵送する事になりご不便をお かけしました。
≪社長のためのPDCA導入マニュアル≫ 要約版と購入申込用紙はコチラ→ http://cho.eforum.biz/pdf/pdca.pdf
このマニュアルは、社長自ら鉛筆を持って電卓を叩きながら自社の経営状 況を確認することからスタートしますが、最終目標はスタッフ全員参加で経 営計画のPDCAを回すことにあります。
ここでのキーワードは全員参加とPDCAですが、この2つのキーワード についての私にとっての原点は約半世紀前で、私が入社した富士製鉄(現在 新日鉄住金)での新入社員工場実習時の体験です。
最近保険業界で頻繁に目にするPDCAという言葉ですが、これが日本に 初めて紹介されたのは、1950年に来日した品質管理の父といわれるデニング 博士のようで、1951年には日科技連によりデニング賞が創設されました。
賞の創設などを契機に製造業を中心に小集団活動といわれる全員参加でPDCA を回し経営改善を図るというボトムアップの活動が盛んになり、富士製鉄も第1回 デニング賞を受賞し、熱気に包まれた取組みが現場で行なわれていました。
その後この小集団活動は、Japan as Number Oneといわれた日本的経営の かなめとしてもてはやされましたが、現在では大企業ではなかなか旨く回ら ないようになっているようです。
小集団活動の原点であるQCサークルについての辛口コメント http://u111u.info/mirN
辛口コメントを読むと私も経験がある大企業に勤める大変さが分りますが、 これを反面教師にすると、本書で述べたスタッフ10人までのプロ代理店が 持つアドバンテージ(Compact is Strong)が理解できるのではと思います。
(インスウオッチ発行人、中小企業診断士、ITコーディネータ)
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