人材を育成するには?
投稿日時 2015-1-6 9:31:06 | トピック: 保険代理店の経営改革
| インスウオッチ Vol.753 2015.01.05 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【7】保険代理店の経営改革(10) 長 忠 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人材を育成するには?
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人材の育成は、生産性のアップ→給料のアップ→スタッフのモチベーションの アップと優秀な人材の確保→更なる生産性アップ、といった好循環を起こすこと が目的です。本テーマのKPIを給与水準としている理由がこの点にあります。
◇T型人材の育成 スモールビジネスが大部分のプロ代理店では、専門分野を持ちながら幅広く実 務をこなせる、いわゆるT型人材が、質の高いサービスと生産性アップを両立さ せるのに欠かせません。社長だから事務は分りませんでは務まりません。
◇OJT(On the Job Training) 具体的な仕事を通じての教育訓練で、やってみせる→説明する→やらせてみる→ フォローするが基本の流れ。T型の横棒(実務の流れ)を強化するのに役立ちま す。業法改正で意向把握と情報提供の義務が明文化されましたが、実務の流れに そって、これらをどのように訓練するかを見直す、丁度良いチャンスです。
◇Off-JT(Off the Job Training) 社外での研修などによる教育訓練で、OJTでは習得できない技術や業務遂行能 力を獲得するのが目的。T型の縦棒(専門能力)を強化するのに役立ちます。特 にプロ代理店では、自社の差別化ポイントを見据えて資格の取得目標を立てて、 それに沿って資格の取得を促す仕組みを作る必要があります。
◇モチベーションのアップ 組織としての仕組みとトップの行動が必要です。仕組みとしては生産性のアッ プを給与に結び付ける透明性の高い制度、行動としてはスタッフをよく観察して 努力の過程を具体的にほめ、前向きのフィードバックを与えることが重要です。
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(インスウオッチ発行人、中小企業診断士、ITコーディネータ)
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