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comment@inswatch : Vol.649 2013.01.07
投稿者: webmaster 投稿日時: 2013-1-7 14:49:23 (1348 ヒット)

===for agents ofinsurance================================weekly=========

         【 inswatch 】Vol.649


===============================================Vol.649 2013.01.07=======

*2013年の最初の号です。大きく変化する保険業界、その中で専業プロ代理店の
活路を引き続き執拗に見つめてゆきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願
いします。(編集人)

*配信先電子メールアドレス変更の場合の手続きは、最後のところをご覧下さい。
*バックナンバー閲覧サービスは本マガジン最後のところに検索の利用方法を明
示していますのでご覧ください。(パスワード、IDも表示してあります)

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 ■■■ もくじ ■■■                        
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0】め・て・みみ
     =2013年の保険代理店産業の課題=
【1】ビューポイント「石さんの保険業界、単眼、複眼」
     =日本共済協会、41共済団体の事業実績発表=
【2】海外レポート                      草笛 一郎
     =アリアンツ、家賃滞納保証保険を発売=
【3】保険、一歩ずつ(24)                  栗山 泰史
     =プロ代理店の力を考える=
【4】チームでつくる、感動経営のレシピ(10)         尾庭 恵子
     =『目の前にあるもの。ないもの。』=
【5】『もしシェイクスピアがリスクマネージャーだったら』(14) 村田  稔
     =いいは悪いで悪いはいい」
       〜社員に語る夢、ビジョンなのか、ファンタジーなのか〜=

 ■ inswatch facebook club 新しいお題がスタート-市販の代理店システム-
 ■ 新刊書案内
 ■ インスプレス=績文堂 保険関連図書案内
 ■ 編集後記
 ■ 配信先電子メールアドレス変更のご案内
 ■ 投稿方法・バックナンバー閲覧サービスのご案内

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【0】め・て・みみ                           
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 2013年の保険代理店産業の課題

 2013年の保険産業は、未曾有の実質赤字状況の継続にみられる構造的な収益環
境の悪化とその打開に向けた動きに集約される。中でもローコストオペレーショ
ン戦略の徹底と人材を含めた再配置、合理化である。この結果は、保険会社ピラ
ミッド構造で見た場合、本丸はもちろん出城のコンパクト化が一挙に進みつつあ
る。また現場も、タブレット端末投入等、情報ネットワーク革新による顧客接点
での業務一元化も始まり、直間比率の変革、女性スタッフの現場営業へのシフト、
男性スタッフの新たな人事コースの導入など『社員大移動』の観を呈する。
 これに伴う業務経験豊富なベテランの人材の外部流出は不可避で、保険関連分
野での新たな事業創業機運を高め、これが、優良な市場を有する隙間優良市場や
未成熟な法人市場等、今後成長余地の大きな空白市場に流れ込む構造を作り出し
始めている。

 保険メーカーサイドでは、巨大化した保険会社グループ内でも専門特化した子
会社を通じて新商品・サービスの提供による優良市場の確保・囲い込みが熾烈化
する。また保険会社人材の外部化に伴い、コンサル会社やブローカー並びに外資
系損保、再保険会社や共済、少額短期保険業者などが入り乱れ、市場の細分化手
法により、有望市場の確保する動きが活発化するとともに、企業法人の自家保険
(キャプティブ)化を促す機運を強めることは間違いない。

 保険流通に目を転じれば、新たな「製販分離」のもとで、銀行などの金融機関
チャネルや、保険ショップ型やネットや電話などメディアを活用した各種通販型、
あるいは広域販売部隊を組織する大規模保険量販店とメーカーの保険会社との主
導権争いが激化している。このようなニューチャネルの台頭は、現行の募集・販
売制度では御しきれなくなっている。本年は、新たなマーケットチャンスを求め、
新業態の参画もさらに活発化することは必至である一方で、こうしたギャップ解
消も求められるところとなっている。

 こうした中で、それぞれの命運を握るのが、販売ルールをどうするかである。
金融審議会の保険商品及びサービス提供の在り方をめぐるワーキンググループの
場も、直接の目的とは別に、一面では、こうした新たな変化局面における商品・
サービスや販売ルールをどのように設定するかをめぐるバトルを背景にしている
ともみられる。乗合代理店とブローカー問題、手数料開示問題等のセンシティブ
な問題が取り上げられているのも単に消費者保護の観点のみからではあるまい。

 このような販売環境激変の下で、代理店の経営手腕も問われる。大規模法人や・
団体市場を有する大型独立代理店は、厳しい競合にさらされ、保険販売機能のみ
ならずさらに新たな企業向けのソリューションの提供が必要になろう。
 地域密着型で個人分野主体の代理店は、通販や保険ショップなどの量販店との
競合はあるものの、直ちに大きな影響は出てこない。このため保険会社の手数料
政策に関心は向きがちだが、従来手法のままの現状維持では後退・衰退にほかな
らない。保険販売業のみならず生活支援業、事業支援業へのチャレンジにより、
明日の活路は自ら切り開くものである。中小法人や個人分野クロスセルなど有望
な空白市場は存在する。そこに注力し、顧客関係強化や収益強化に向けた新たな
経営戦略や組織体制の確立さらには独自ブランドの構築が問われ、この中で改め
てスモールビジネスとしての事業展望や専業プロ代理店独自の存在価値、サービ
ス品質の見える化へのチャレンジが求められてきている。
 2013年はまさにこうした取り組みの如何が問われる年である。
                             (中崎 章夫)

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【1】ビューポイント「石さんの保険業界、単眼、複眼」
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 日本共済協会、41共済団体の事業実績発表

◇保有契約件数は1億5千万件超に
 昨年12月に日本共済協会が41共済団体の2011年度の共済事業実績を発表した。
それによると保有契約件数は全体で1.0%増加し、1億5,536万件となるなど順調
な伸びを示している。
 一方、受入共済掛金は前年同期比0.4%減の8兆1,652億円。また、支払共済金
は東日本大震災の影響等から17.7%(8,234億円)増加の5兆4,666億円となった。
支払共済金の内訳では、JA共済が6,527億円、生協の共済が1,229億円増加して
いる。

 契約件数は4大共済といわれるJA共済が58万件、全労済が36万件、全国生協
連が96万件、コープ共済連が31万件の増加となるなど4大生協で順調な伸びを示
した反面、その他の共済では全体で前年同期30万件の減少となるなど共済全体で
はバラツキも見られる結果となっている。

◇医療・介護など仕組み改訂でニーズ対応
 共済種目では、生命共済が前年同期比3.5%増(205万件)の5,999万件、また
年金共済が同0.3%増(1万件)の470万件となるなど、生命保障系共済が順調な
伸びを示しているのが特長だ。特に、JA共済は昨年4月からがん共済、医療共
済の仕組みを改訂したことから医療共済が72万件増加するなど高い伸びを示した。
また、全労済が昨年5月から傷害共済およびシニア層向けに「シニア医療タイプ」
「終身介護サポート」を加えた「こくみん共済」の改訂を実施、生命共済の件数
増加につなげた。
 昨年10月からは全国生協連が「県民共済」に入院保障型と熟年入院型を登場さ
せており、共済商品も医療・第三分野商品に注力するなど、組合員ニーズの変化
が見られる。 

◇生命・損害の両輪いかに活かすかが課題
 少子化、高齢化の進行と経済の低成長による可処分所得の減少など社会構造の
変化の中で共済に対するニーズも高まっており、今後とも医療関係共済・サービ
スの拡充が図られてくるものと思われる。ただ、共済全体の受入共済掛金はいず
れも前年同期比減少しており、今後の課題といえる。

 一方、損害補償系では自動車共済が件数で前年同期比0.5%増の1,707万件、受
入共済掛金で同2.3%増(125億円)の5,635億円となったが、火災・建物共済、
傷害・交通災害共済は件数、受入共済掛金ともに減少しており、今後、生命保障
系商品と損害補償系共済のクロスセルをいかに図っていくかが問われてこよう。

 組織面では、会員数は組織の統合・合併等から前年同期比0.7%減の6,678会員
となったが、組合員数は同0.3%増の7,333万人と着実に増加しており、ここでも
保険に対し共済へのシフトがみられる。

【主要4共済団体の2011年度事業実績】
             (単位:万件、億円 ()内は前年同期比増減)
共済団体名          保有契約件数  受入共済掛金 組合員数
全国共済農業組合連合会    5,599(1.0)  63,613(▲1.4) 969万人
全国労働者共済生活共同組合  3,229(1.1)   5,907(2.5) 1,390万人
全国生活共同組合連合会    3,769(2.6)   5,789(3.4) 1,598万人
日本コープ共済生活共同組合   730(4.4)   1,521(4.2) 1,981万人
*全国生協連は埼玉県民共済の元受事業含む
 日本共済協会「共済年鑑」より作成
                             (石井 秀樹)

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【2】海外レポート                      草笛 一郎
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 アリアンツ、家賃滞納保証保険を発売

 ドイツ最大の保険会社アリアンツは、アパートなどの居住者が家賃などを滞納
することによって、住宅管理会社が受ける経済的損害をカバーする新商品を販売
する。
 この保険商品の対象は、ドイツの住宅管理会社や不動産会社4000社。賃貸アパ
ートで店子が家賃や管理費、共益費、暖房費などを滞納した場合に、滞納額の80
%を住宅管理会社に支払う。

 この商品のユニークな点は、保険会社が間接的に、家賃請求に関するサービス
も提供すること。住宅管理会社は、保険金を受け取った後は、家賃の請求権をア
リアンツに委譲する。アリアンツは家賃の取立てを専門に行う民間企業に委託し
て、家賃支払い請求や取立てなど法的措置に関する事務を引き 受ける。

 保険料の水準は、滞納された家賃総額の1.5%前後になると見られている。ア
リアンツは、この商品の販売を代理店だけではなく、不動産会社との合弁会社に
も担当させる見通し。

 ドイツでは、現在家賃の滞納額が22億ユーロ(2200億円・1ユーロ=1100円
換算)にのぼっており、住宅管理会社などのキャッシュフローに悪影響を与えて
いる。また住宅管理会社にとっては、滞納されている家賃の請求などに関する事
務手続きの煩雑さが、悩みの種。アリアンツの保険を購入すれば、こうした事務
を関連会社に担当してもらえるという点が、家主側には大きな魅力となるだろう。
                      (在欧州金融ジャーナリスト)

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【3】保険、一歩ずつ(25)                  栗山 泰史
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 プロ代理店の力を考える
 
 東日本大震災で被災しながら、契約者のために奮闘した一人のプロ代理店の言
葉がずっと心に残っている。その言葉は「私は死なない」という言葉だ。

 日本青年会議所(JC)保険部会が2012年9月26、27日の両日に仙台で開催し
た「第一回国際保険流通会議」は、保険業界だけではなく自衛隊など様々な人々
の東日本大震災での活動を振り返る有意義な会議であった。ちなみに筆者も、損
保協会の活動内容について、生命保険協会とともに説明をさせて頂く機会を得た。
  
 この会議の企画の一つに保険代理店によるパネルディスカッションがあった。
パネリストとして複数のプロ代理店、企業代理店が参加して様々な角度からの議
論が繰り広げられた。

 その中で、地震の際のプロ代理店のBCP(業務継続計画)が議論の対象にな
った。ある企業代理店から「プロ代理店の場合、地震の際、BCPが大きな課題
になるのではないか。なぜなら、自らに何か被害が生じた場合、店主が果たす役
割が非常に大きいプロ代理店の場合、契約者対応は不十分になる。これに対して、
企業代理店の場合は人事的な措置を施せば、それまでの担当者に何らかの被害が
生じてもBCP上の問題は生じない」との問題提起がなされたのである。

 この問いかけに対する一人のプロ代理店の答えが、冒頭の言葉である。「地震
でも津波でも私は死なない。死なないことが最大のBCPである」というもので
あった。正直に告白するが、この答えを聞き、常識的な頭に頭突きを食らわされ
たような衝撃を受けた。それは「不合理ゆえに吾信ず」という感覚でもあった。

 言うまでもなくプロ代理店のBCPにおいて「死なない」ことを前提とするこ
とは誤りである。発言者であるプロ代理店にとってもそんなことは自明のことで
あろう。それにも拘らず「私は死なない」と言い切ること、ここには、個人、法
人を問わず店主のプレゼンスが極めて大きいプロ代理店の姿が現れている。彼は、
「私は死なない」と決意することを通じて、顧客に対する究極のロイヤリティを
表明したのである。
 
 東日本大震災におけるプロ代理店の活躍と地震保険を中心とした契約者からの
高い評価についてはいまさら言うまでもない。今回の津波は、地域に生きるプロ
代理店にとって、自らの顧客の大半が被災するという事態さえ招いた。そのよう
な中でプロ代理店は、地震保険の対応はもとより、不要になった自動車保険や火
災保険の解約保険料の返戻の仕事まで、文字通り粉骨砕身の働きを示した。東日
本大震災は、プロ代理店という存在が本質的に持つ大きな価値として「親身にな
って顧客に寄り添う力」を改めて世に知らせたのである。

 この「寄り添う力」は、BCPが想定する通常の保険金支払業務を継続するた
めの「事故対応力」とは中身が大きく異なり、そこには、日常的なコミュニケー
ションの中で培われた人への親切さや温かさが備わっている。そして、この「寄
り添う力」を生み出したものこそが、「私は死なない」という決意に潜む不合理
さ、理路整然としたものを超える力強いエネルギーなのではないだろうか。「私
は死なない」という決意と「寄り添う力」は一対のものである。しかし、現実的
には、BCPの観点から、「私は死なない」という言葉にはやはり問題がある。
プロ代理店の最大の強みは同時に最大の弱みでもある。
 
 では、こうしたプロ代理店の姿を前にして、保険会社はどう対応すべきなので
あろうか。それは、「私は死なない」という決意の持つ不合理性を、「死んでも
大丈夫なバックアップ態勢」を用意することによって合理的なものに変えること
である。今回の震災対応で言えば、社員の力で滞りなく保険金を支払うだけでな
く、プロ代理店に代わって「寄り添う力」を提供する態勢を作り出すことである。
 しかし、これは極めて難しい。プロ代理店が地域のコミュニティに日常的に入
り込むことで果たしている役割を保険会社が肩代わりすることは、特に費用対効
果を勘案すると、ほとんど不可能に近い。そして出てくる結論は、そんなにして
まで「寄り添う」必要はないということになるだろう。

 東日本大震災を契機にして、他のチャネルとは異なるプロ代理店というチャネ
ルの特性が高く評価されることとなった。しかし、その特性は本質的に高コスト
を前提として成り立っている。適切な例えではないかもしれないが、町の小さな
そば屋が出前をタダで行うことで顧客をつなぎ止めているようなものかもしれな
い。

 プロ代理店という存在は、保険会社にとって、もはや古くて不合理な、消滅す
べき存在なのであろうか・・・・。
 決してそうではない。次回、プロ代理店の力、プロ代理店と保険会社の関係に
ついて、もう少し考察を深めてみようと思う。

 ところで、NHKスペシャル(2012年12月8日放映「シリーズ東日本大震災 
救えなかったいのち〜双葉病院50人の死」)を観ていたところ、病院の人が「医
療関係者は災害で自らは死んではいけない。生き抜いて患者を救わねばならない」
と語るシーンに出会った。ここにも「不合理な寄り添う力」が存在した。

                 (日本損害保険協会 常務理事)文責個人

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【4】チームでつくる、感動経営のレシピ(10)         尾庭 恵子
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 『目の前にあるもの。ないもの。』

 「目の前の人を幸せにするために、できることはなんだろう。」
 これは、わたしがいちばん大事にしている、自分への質問です。
 幸せにすることは、できないかもしれない。でも、幸せになってほしいと願う
ことはできるから、その人が喜ぶこと、その人のためになること、その人の役に
立てること、その人が笑顔になること、その人が成長すること。そんなことをい
つも考えながら、目の前にいる人に接するようにしています。
 それがお客様でも、会社のスタッフでも、家族でも。その気持ちがうすれた隙
に、不満とか、不平とか、不安とか、不服が出るような気がします。
 「ひとは、一人では幸せになれない」と、友人が言葉をプレゼントしてくれた
ことがあるのですが、本当にそうだと思います。わたしも、目の前の人と一緒に
幸せになりたいです。

 そんなマインドを大切に過ごしていますが、以前、参加費の一部が、市のある
団体に寄付されるパーティに参加しました。寄付先は、里親を求めている子ども
達の支援をする団体様とのことでした。
 いつも、目の前の人の幸せを願って、研修なり、セッションなり、コーチング
なり、普段の何気ない関わりなり、させていただいていますが、その場では、そ
の日、そこにいない、来られない子ども達の幸せを願う、という時間を持ちまし
た。心静かな祈りの中で、みんなが気持ちを寄せていく感覚が、とってもあたた
かくて、涙が出そうになりました。
 その団体様は、7割が寄付からの収入ということで、もっともっと、私たちが、
知っていかないといけない活動があると思いました。なぜなら、市の団体に、他
の市からの寄付があるとは思えないから。同じ市にいるわたし達がその存在を知
り、支えていかないといけない活動だと思うのです。

 会社のスタッフの方々、お客様、ご家族。幸せにするつもりで、何ができるの
か。きっとこれを読んでおられる方々は、大きな力をお持ちの方が多いと思いま
す。その力を是非、そういう視点でつかってみていただければと思います。
 今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【感動経営のための質問】
目の前の人を幸せにするために、あなたにできることは何ですか。
[                                 ]
この質問を、ぜひご自身に対して投げかけて、カッコに記入してみてください。
出てきた答えに対して、是非、行動を起こしてみてください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (I・NEST有限会社・取締役、魔法の質問認定講師フローマネジメントイ
ンストラクター)
http://www.inest.co.jp/
http://www.facebook.com/keiko.oniwa

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【5】『もしシェイクスピアがリスクマネージャーだったら』(14) 村田  稔
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 「いいは悪いで悪いはいい」(第一幕 第一場)
        〜社員に語る夢、ビジョンなのか、ファンタジーなのか〜

 社長は、特に創業期において、社員に『夢(ドリーム)』を語ります。社員と
夢を共有することによって、共通の目標をもち、意識をするとしないに関わらず、
その夢の共有が、社業の隆盛に結びついていきます。多くの企業のサクセススト
ーリーは、夢から始まっていると言ってよいでしょう。

 とはいえ、現実的には、全ての起業家の「夢」が現実化するわけではありませ
ん。
 なぜなら、『夢(ドリーム)』には、ビジョン(VISION)とファンタジー
(FANTASY)があるからです。もし語る夢が、ファンタジーになってしまうの
であれば、会社の隆盛には結びつきません。

 では、このビジョンとファンタジーを区分けするものはなんでしょうか。

 ひとつの基準は、数値化です。
 例えば、10年後には売上100億円にしたいという夢(目標)を語る時、その企
業の売上が50億円であれば、かなりリアルな数字となってきます。むしろ控えめ
な夢かもしれません。しかし、売上が1000万円程度であれば、まさに10年後100
億円の売り上げは、ファンタジー(幻想)と社員に理解されかねません。
 だからと言って、売上1000万円企業が10年後に100億円企業になる可能性は、
決してゼロではありません。まさに、この点が経営の面白さ、醍醐味であり、挑
戦のしがいのある魅力ではないでしょうか。

 では、売上1000万円企業を10年後に売上100億円企業にする、できるにはどう
すればいいのか、夢をファンタジーではなく、ビジョンにしていくには、どうす
ればいいのか、答えを成功した経営者の著書に探すのであれば、書かれているこ
とは、実は奇をてらったものはありません。「出来る努力を毎日、継続すること」
、最大公約数は、この言葉に尽きます。
 こつこつと積み上げていく売上が、10年たって振り返ってみた時、創業した頃
には夢とし目標に到達していたとの体験談は多く語られることです。

 もちろん、全てが目標数値にたどり着けるわけではなく、売上1000万円を減ら
すどころか、10年もたたずに消えてしまう企業もあります。
 その要因は、社会環境の変化等、外部要因もありますが、夢をビジョンにする
ことが出来ず、ファンタジーであったこともあるのではないでしょうか。

 夢を、ビジョンにするのか、ファンタジーなのか、その線引きの要諦は、経営
者の語る力の強さ、飽くなき闘争心に収れんされていくように思われます。
 夢で良くするのか、悪くするのか、経営者のこころの在り方が問われることに
なります。
              (ヤキン インコーポレーション、代表取締役)

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■inswatch facebook club 新しいお題がスタート -市販の代理店システム- 
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保険会社の代理店システムに続き、新しいお題として、市販の代理店システムを
取り上げて、情報のシェアを進めています。
facebookのアカウントをお持ちのinswatchの読者であれば、代理店に限らず、
どなたでもClubへ参加できます。参加ご希望の方は以下にアクセスして、右上の
≪グループへの参加を希望≫をクリック下さい。
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確認の上1週間以内に登録のご連絡をしますが、万が一連絡がない場合は、お手
数ですが以下へメールをお願いします。
info@inswatch.co.jp 長 忠あて

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■新刊紹介 「図解・損害保険システムの基礎知識」  菊池裕之著
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 本書は損害保険会社の基幹系システムについて初心者向けの入門書である。従
来、保険会社のシステムについて書かれたものは、入門書と題していてもどちら
かといえば、機能的側面を重視した専門的解説が多く、一般にはなじみが薄かっ
たといえる。こうした中で、本書は損害保険の基本的な知識に加え、損害保険の
業務(システムの背景にある事務)を含めて解説しているのが特長だ。
 本書の主な内容は、第1章「保険とは?」、第2章「損害保険会社のシステム構
成」、第3章「契約管理システム」、第4章「契約に関わるシステム」、第5「保
険料に関わるシステム」、第6章「事故、その他に関わるシステム」、第7章「代
理店オンラインシステム」、第8章「経営統合にともなうシステム統合」の8章か
らなるが、各章とも、損害保険特有の事務に関わる用語や具体的な内容の説明を
交えて、システムについてわかりやすく説明している。
 同書の帯で「今まで誰もわかりやすく説明してくれなかった難解なシステムを、
体系的にかつ時代の変遷も踏まえて説明している暖かな入門書です」(尾籠裕之
氏)と述べているが、まさにその言葉どうり、実態に即したシステムの入門書だ。

 ◎発行=保険毎日新聞社(TEL03−3865−1401 FAX03−3865−1431)
     A5版 202ページ、定価=本体2,500円+税
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■インスプレス=績文堂 保険関連図書案内
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◎新刊『超保険進化論』(248ページ定価2500円+税)
 第1章 「超保険」が変える代理店経営モデル
 第2章 「超保険」現場実践レポート(10の代理店事例と特別レポート)
 第3章 マーケティングの視点から見た「超保険」の可能性
 第4章 商品戦略と「超保険」
 第5章 《三つの診断》から見た「超保険」の傾向と対策
 *『超保険進化論』の内容紹介はコチラから>>
http://www.inswatch.co.jp/book/book200.htm
 *お申込みはコチラから>>
http://www.inswatch.co.jp/hyperform/inspress.htm

☆『TOP1%代理店の成功要因とケーススタディ2010』(定価2500円+税)
☆inswatch経営塾2000編『保険代理店ITハンドブック』(294ページ定価2,500
円+税)
☆佐喜本敦子著『保険は「愛」です』(256ページ定価1800円+税))
☆森崎公夫著『保険は日本を救えるか』(230ページ定価2200円+税)
☆尾籠裕之著『顧客接点と代理店戦略』(142ページ定価1,500円+税)
★申込み先=inspress@sekibundo.net、FAX03-3268-7202 Tel=03-3260-2431
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■編集後記                     
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 今日から仕事始めという会社も多く、例年になく長い休みだったようだ。日曜
日、近くのスーパーマーケットには「七草粥セット」が山積みされており、休み
中の飲み食いの疲れを癒すため七草粥を食べて出勤となられた方も多かったので
はなかろうか。春の七草といえば、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)、ナズナ
(ぺんぺん草)、ハコベラ(はこべ)、ゴギョウ(母子草)、セリ、ホトケノザ
の7種だが、我が家の庭は鳥が運んでくる雑草にはことかかない。さすがに蕪と
大根は市販のものだが、枯落ち葉を掻くとホトケザ以外の残り4種が採集できた。
そんなことで「六草粥」となってしまった。ただ、今年は寒さがきついのか、採
れる量が例年に比べ少なかったが、なぜかぺんぺん草だけは豊富で、今年1年の
厳しさをハナカラ占われてしまった気がしないでもない。
(石)http://blog.livedoor.jp/inswatch02

 情けない話だが、本年は賀状作成を正月に実業団&箱根駅伝を見ながら進める
形になってしまった。まさに『あけました。おめでとう』の感覚である。それに
しても駅伝の魅力は、膝が痛くて思うように走れない現実の自分はさておき、自
分が選手とともに走っている感覚になれることか。箱根駅伝往路テレビ中継では、
トップ争いがクローズアップされるのは分かるとしても、5区での劇的ドラマす
なわち城西大や中央大の選手が、台風並みの向かい風の下で低体温や脱水症状で
途中・棄権したことにほとんどノーマークで映像を流せなかったばかりか、放送
終了直前の付けたし程度の扱いだったの放映姿勢には驚愕を通り越して呆れてし
まった。いかに困難な気象状況の下で死力を尽くした若者たちの競い合いがあっ
たかをつぶさに物語る絵であったろうと思うだけに残念至極であった。ところで
筆者の住んでいる松戸地区はまさに快晴、江戸川支流の坂川が流れるがここから
スカイツリーもよく見える。そこで遅れついでに、ここからの元旦の自分の写真
を撮って送ろうかとも思ったが、肉眼でははっきり見えるのに写真に撮るとボケ
て不鮮明、これでは無理とあきらめた。正月は子供3人が31日、1日、2日と日替
わりメニューのごとく顔を出す。仕事がらみで思うように休みがとれないとのこ
とでいたしかたないが、入れ替わり立ち替わり出入りがあったため、賀状送付が
3日にずれてしまった。正月早々この体たらくである、また年末100キロ切りを
目標としていたが、こちらも未達に終わる。何とも幸先が悪い。(中、101.2
32.5 108)http://blog.livedoor.jp/inswatch01/

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