インスウオッチ Vol.788 2015.09.07
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スタッフ10人までのプロ代理店経営(5) Compact is Strong 長 忠
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組織化ミニマムモデル 20人 2億円
前回、営業組織の基本(営業活動のPDCAを回す)が出来ていることが
規模拡大の前提と指摘しました。今回はこの基本をクリアして組織化に向かう
場合の前提条件と、実現に向けて最小限確保すべきスタッフ数と売上を考えます。
保険代理店組織化のメリットは一言で言うと分業による営業生産性(営業
スタッフ一人当り売上)の向上です。分業化で非営業スタッフが増えますが、
その支援を受けて、営業スタッフが売り上げを上げてカバー出来るのかが勝負です。
分業のポイントは部門をマーケティング(見込客を集める)、セールス
(見込客にコンタクトしクロージング)、サービス(見込客と顧客を維持し育成)
の3つに分けることですが、それを踏まえてミニマムのモデルを考えてみました。
◆組織化ミニマムモデル スタッフ20人 売上2億円
・経営管理とマーケティング部門 5人
・社長 No2 企画管理スタッフ 3人
・セールス部門 5人×2チーム=10人
Aチーム リーダー 営業スタッフ4人
Bチーム リーダー 営業スタッフ4人
・サービス部門 5人
リーダー スタッフ(CSR)4人
営業生産性 2億円÷10人=2,000万円/人
スタッフ生産性 2億円÷20人=1,000万円/人
◆Compact Agency Model スタッフ8人 売上8千万円
・営業スタッフ5人、管理スタッフ3人 計8人 売上8千万円
営業生産性 8千万円÷5人=1,600万円/人
スタッフ生産性 8千万円÷8人=1,000万円/人
このミニマムモデルは、分業により営業生産性をCompact Agency Modelに
対して25%以上向上出来れば、成り立つモデルです。PDCA導入マニュ
アルを卒業した場合の一つの選択肢として考えて見ましたのでご参考に!
≪社長のためのPDCA導入マニュアル≫
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(インスウオッチ発行人、中小企業診断士、ITコーディネータ)