番外編 財務診断をして見よう コロナ禍からのリカバリーは?

投稿日時 2022-5-21 10:54:07 | トピック: IT今昔物語 デジタルで再出発

インスウオッチ Vol.1137 2022.05.23 https://www.inswatch.co.jp/

アフターコロナを見える化〈2022年度骨太の方針〉プレゼント

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5月末を控え、2021年度の3月期決算も纏まっていると考えますので、先ずは、以下の10個のデータを、決算書等で確認してメモして下さい。

売上高(万円)
2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
営業利益額(万円)
2019年度 2020年度 2021年度
期末総従業員数(人)
2019年度末 2020年度末 2021年度末

 次にメモを見ながら、2019年度、2020年度、2021年度の3期分それぞれ、以下の4つの指標を計算して、該当するレベルの数字をメモして下さい。

◆生産性診断(当期売上高÷当期末総従業員数)単位万円/人
レベル5  レベル4  レベル3  レベル2  レベル1   
1000以上  820以上  710以上   600以上  600未

◆成長性診断(対前年売上増加率)単位%
レベル5  レベル4  レベル3  レベル2  レベル1   
15.2以上 8.3以上   4.9以上 1.4以上 1.4未満

◆安定性診断(当期売上高) 単位万円
レベル5  レベル4  レベル3  レベル2  レベル1   
12000以上 9000以上 8400以上 7600以上 7600未満

◆収益性診断(当期営業利益額÷当期売上高)単位%
レベル5  レベル4  レベル3  レベル2  レベル1   
9.0以上 4.4以上   1.7以上 0.3以上 0.3未満

最後に、2019年度、2020年度、2021年度の3期分それぞれ、メモしたレベルの数字を合計して、3段階の格付け(AAA、AA、 A)を行なって下さい。 

◆総合評価(4つの評価レベルの合計点:20点満点)
AAA    AA      A   
14点以上 11点〜13点  10点以下

 この診断は、2016年から2020年にかけて、私が関係した売上高5千万円以上の専業代理店54社のデータがベースです。前回述べたようにAAAは総合的に見て専業代理店のおおむねトップ1%に位置すると考えています。

TOP1%代理店の成功要因とケーススタディ
https://www.inswatch.co.jp/books/book150.html

 診断結果は如何でしたか?この診断はビフォアーコロナのデータがベースとなっているので、ビフォアーコロナと対比して、コロナ禍による影響を測定するものです。

コロナ禍の直撃を受け、この2年余り、多くの代理店が困難に直面しましたが、読者の皆さんは、現在それを克服し、アフターコロナに向けての取組みを始められていると考えています。

その取り組みをエクセルのワンシートで見える化した〈2022年度骨太の方針〉を作りましたので、記入後のシートをご提供頂けることを条件に、ご希望の方に差し上げます。骨太の方針は、コピーをスタッフに配ることをお勧めします。自社のベクトル合わせに大変有効です。

2022年度骨太の方針
http://cho.eforum.biz/pdf/2022plan.pdf

エクセルシートご希望の方は、以下にメールでご連絡下さい。ご提供を受けたデータについて、分析結果などを公表する場合は、ご了解頂ける場合を除き、匿名といたしますので、よろしくお願いいたします。

連絡先 cho@mxa.mesh.ne.jp 長 忠(ちょう ただし)宛て

(経営数理研究所代表 インスウオッチ客員研究員)
http://cho.eforum.biz/modules/xoopsfaq/index.php?cat_id=7

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