インスウオッチ Vol.1095 2021.07.26 https://www.inswatch.co.jp/
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前回博多での仕事のため、Windows95が搭載されたThinkPadを手に入れたと述べましたが、1995年11月23日秋葉原は大変な熱気に包まれ、Widows95日本語版発売の様子はテレビ中継され社会現象となりました。今はなきLAOXザ・コンピュータ館などが登場しますのでご覧下さい。
1995年Windows95発売日当日 昔の秋葉原 part2
https://youtu.be/6oDAiZS-a4s
Windows95は、それまで評判の悪かったグラフィカルユーザインタフェース (GUI) を改善、インターネットが世間の注目を浴び始めた時期に、WEBブラウザやメールに対応したことで、業務用だけでなく、一般家庭にも急速に普及することになります。
MacとWin(11)保険毎日新聞連載
http://www2.biglobe.ne.jp/~cho/columnBN/mainichi11.htm
Windows95発売当時、Microsoftはサーバーや重要なクライアントを対象に、堅牢性を重視したWindows NT というOSを、ビジネス向けに別途提供していましたが、2001年にNTに統合する形で、Windows XPが誕生、Home EditionとProfessional Editionという形で提供が始まります。
2015年リリースされた最新版Windows 10は、PC、サーバ、スマホ、タブレット、組込み機器など、幅広いデバイスに対応した統合型OSで、Windows as a Service(WaaS)として、年2回無料で機能を更新・追加することで〈Windows最後のバージョン〉となるとしていました。
ところが6 月 24 日、Microsoftは前言を翻して〈この 18 カ月の間にPC の使い方は驚くほど変化、PC を自分の生活に合わせるのではなく、生活全体を PC に合わせようとした〉とのべて、Windows 11を年末にかけてリリースすることを発表しました。
Windows 11: ハイブリッド ワークと学習のためのOS
https://bit.ly/3yfCCDl
コロナ禍で在宅ワークやリモート学習でお家時間が増え、パソコン(PC)が復権しました。Microsoft は実質的にはWindows 10のバージョンアップをWindows 11と称しているように私には見えますが、躍進著しいChrome OSに、これを機にくさびを打ち込もうとしているのではと思います。
2020年第4四半期のノートPC出荷台数でChrome OSが躍進
https://iphone-mania.jp/news-347703/
1975年創業のMicrosoftですが、1981年 にMicrosoft BASICにNECのPC6001で出会って以来、Windows 10の現在まで、丁度40年のお付き合いになります。Windows 10も、実は40年前と同じくNECのLaVieで動いていますが、Windows 11に合せて来年は買い替えようと考えています。
前回触れたThinkPadと同様、NEC LaVieも中国資本レノボの製品です。レノボは現在PC世界シェア(台数ベース)24%でトップですが、米中摩擦のとばっちりで、ThinkPadやNEC LaVieが買えなくなるというような、まさかの悪夢は見たくないものです。
シェアが急伸!レノボ・NEC「二刀流」戦略の破壊力
https://toyokeizai.net/articles/-/437353
(経営数理研究所代表 インスウオッチ客員研究員)
http://cho.eforum.biz/modules/xoopsfaq/index.php?cat_id=7
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