インスウオッチ Vol.1069 2021.04.19 https://www.inswatch.co.jp/
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「FIRE」とは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字で、投資によって経済的に自立、早期に引退して、自分のライフスタイルにあった暮らしをするという、ミレニアル世代に起こっているムーブメントで、その影響もあってか、若い世代に投資に対する関心が高まっています。
労働に縛られ続けない人生「FIRE」とは?セミリタイアに必要な資産
https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/money/80216
「FIRE」はあくまで豊かな人生を楽しむことが目標で、従来の引退が仕事を離れ悠々自適のイメージですが、楽しく仕事を続けることも選択枝に入れているようです。私自身も独立に当って≪知的で心地よい生活≫をテーマに、≪生涯現役≫を目指そうと考えました。
私が「FIRE」を目指したのは、アブダビで原油開発に関わった時に、イギリスから派遣されて来ていた操業会社のGMが、50歳でのリタイヤーを指折り数えて楽しみしている姿をみて触発されたためで、それから株式投資についての勉強を始めました。
勉強でたどり着いた答えが、会社四季報でファンダメンタルズ分析を行ない、銘柄を選択、ポケコンのPC1500でテクニカル分析を行ない、買いと売りのタイミングを図るというもので、毎週土曜日の午前中、BASICで組んだプログラムに週足を記入して、分析を行なっていました。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の使い分け
https://www.higedura24.com/entry-funda-tech-point
1980年代はバブル景気で株価は基本右肩上がりで、株式投資にとって大変恵まれた環境でした。その中でブラックマンデーとバブル崩壊という2つのショックがありましたが、テクニカル分析のお陰で損害を少なく抑えられ、ある程度の成果を収められました。
1980年以降の日経平均株価の動き(月末値)社会実情データ図録
http://honkawa2.sakura.ne.jp/5075.html
最近はAI株価見守りサービスといった便利なツールも出てきていますが、さすがこの年になると個別の銘柄を追いかけるのはしんどくなっているので、現在は投資信託をいくつか組み合わせて運用しています。
AI株価見守りサービス
https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/aimonitoring/
AIの株価予測の精度に興味があるので、3年前よりファンドマネージャーが運用している定番のいわいるファンドラップとAIが運用している老舗のファンドを対比してウオッチしています。
今回のコロナショックへの対応では、AIがファンドマネージャーに若干位負けといった感じがします。最近若者の間でロボアドが人気ですが、AIがコロナショックの学習効果で実力をどう高めて行くか注目です。
ロボアドバイザー(ロボアド)とは?
https://minkabu.jp/beginner/basic/38.html
株式投資など投資を行なう前提は先ずは貯蓄ですが、基本は≪入るを計りて出ずるを制す≫で、私の場合は給料天引きの高金利の社内預金制度でした。新日鉄には、身分保証で転職といったような形で様々な楽しい経験をさせてもらい、お金の面でも色々と充実した支援があり、大変感謝しています。
確実にお金を貯めたいなら「先取り」貯金! 預貯金・iDeCo・NISA
https://fp.moneyforward.com/articles/8
1994年に「FIRE」を何とか達成、生涯現役を目指して、コンサルタントとして独立準備に入ります。
(経営数理研究所代表 インスウオッチ客員研究員)
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