インスウオッチ連載070212
営業管理上の色々な問題を解決するために、BSC営業日報は、以下の3つの特徴を持っていると説明しましたが、今回は3番目の特徴に関連して、エクセルのピボットテーブル機能についてお話します。
1.種目別手数料率を参照することで、概算ですが、営業スタッフそれぞれが、時々刻々、自分の売上(手数料)を確認できること
2.入力項目の殆どをプルダウンメニュー化することで、1日15分程度で日報記入を出来るようにしたこと
3.エクセルで出来ているので、エクセルのピボットテーブル機能を使うと、様々な定量的な分析が、その場で極めて簡単に可能なこと
では、今回はパソコン教室風になりますが、お読み下さい。
あなたは、エクセルのピボットテーブルという機能を、使ったことがありますか?
多くの皆さんには、多分、あまりなじみが無いかもしれませんが、これを機会に是非チャレンジして見て下さい。
私が、初めてピボットテーブルを触った時は、こんなことが出来るのか!と、結構、感動しました。
ピボットテーブルとは、エクセルについているクロス集計機能のことで、ドラッグ&ドロップを行なうだけで自由に縦軸・横軸などに配置する項目を変更できるもので、以下に分かりやすい使い方が載っています。
http://www.seta.media.ryukoku.ac.jp/manual/office/excel/table/pibod1.html
社交ダンスをたしなむ方にはおなじみの、ピボットターンと同じ語源です。
上の説明は、エクセル2003のバージョンですが、エクセルのバージョンによって、微妙にやり方が違っていますので、マニュアルなどで確かめてください。
これに関連してちょうどいい機会ですので、今回発売されたエクセル2007について少しお話します。
これはつい最近リリースされた新しいOS『ウィンドウズ・ビスタ』(Windows Vista)に搭載されているエクセルで、OSの変化に合わせて操作方法がかなり変わり、デザインも一新しています。
確かに魅力的に見えますが、ビジネスで使うことを考えると、直ぐ飛びつくことはあまりお勧めできません。
参考書が少なく、まわりに教えてくれる人も少ないということに加え、ソフトの初期故障が問題になるケースが過去かなりありました。ビジネスで使うソフトは、すこし枯れたくらいがお勧めです。
さて、BSC営業日報で、このピボットテーブルを使うと、難題だった、新規開拓と既存深堀別の手数料といったことも、概算ですが瞬時に算出できます。
また、以下のような行動分析も可能です。
この辺を次回、実例で見ていきます。
インスウオッチ発行人
(中小企業診断士 ITコーディネータ)
保険代理店の営業管理 バックナンバー
1.昨年一年の営業成績は?
http://cho.eforum.biz/modules/news/article.php?storyid=31
2.保険会社は当てにしない
http://cho.eforum.biz/modules/news/article.php?storyid=32
3.営業日報に対するアレルギー
http://cho.eforum.biz/modules/news/article.php?storyid=33
4.BSC営業日報の特徴
http://cho.eforum.biz/modules/news/article.php?storyid=34
5.時々刻々手数料を掴む
http://cho.eforum.biz/modules/news/article.php?storyid=35
6.簡単に日報記入》
http://cho.eforum.biz/modules/news/article.php?storyid=36